身体はさまざまな細胞で作られています。
その細胞は秩序を持って分裂し、決まった回数で死滅し、新しい細胞が出来てくるといったことを繰り返しているのです。
ところが腫瘍細胞は、身体組織そのものの細胞なのですが、自立性をもって(勝手に、無秩序に)増殖します。
そして、その増殖した細胞は、形態的にも機能的にも異型性をなしており、その腫瘍細胞の集団(しこり、浸潤)が腫瘍なのです。
よく腫瘍の診察の時に、「この腫瘍の原因は何ですか」っと聞かれますが、原因はさまざまです。
遺伝的素因のある犬種、ホルモン、加齢、ウィルス、紫外線、外傷、化学物質、その他さまざまな原因により、突然、スイッチが入ったかのように腫瘍細胞が発生し、自立性をもち無限に増殖していくのです。



