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老齢病

よく診察の合間に聞かれることがあります。

「この子はいったい人間でいうと何歳ぐらいなんですか?」

何歳になってもペットは、子供のように愛されるものです。10歳でも15歳でも自分の子供のようです。

でもペットも生き物。寿命があります。
平均寿命は、昨年のペット業界の統計では、
犬も猫も約11~12年といわれています。
しかし、一般的に病院にこられる犬猫を見ると、14~15年が平均ですね。

当院での最高齢は、犬も猫も20歳の子がいました。

それでも20年。飼い主である人間よりやはり短いものです。

そうするといったい何歳から大人?老齢なの?

医学的に決まった年齢の換算はありません。
(俗説はたくさんありますが・・・)

*医学的には、犬と猫で老齢健康管理プログラム開始が推奨されている年齢が以下の表のように示されています。

小型犬(<9kg)   9~13歳

中型犬(9~22kg)  9~11.5歳

大型犬(22~40kg)  7.5~10.5歳

超大型犬(>40kg)  6~9歳

猫(ほとんどの血統)  8~10歳
 
あくまでこの年齢は目安です。
老化していく速度も、その子その子によって、
いわゆる個体差があります。

犬と猫の寿命に影響する因子は、

○小型犬は、大型犬より寿命が長い。

○肥満の犬猫は、肥満していない犬猫より寿命が短い。

○高脂肪食、低繊維食、または両方を組み合わせた食餌は、寿命を短くする。

○室内飼いの犬猫は、室外飼いの犬猫より寿命が長い。

○田舎に住んでいる犬猫は、都会に住んでいる犬猫より寿命が長い。

○避妊手術をした犬猫の方が、避妊手術をしていない犬猫より寿命が長い。

これらのことが言われています。

診察する上で、当院では以下のように分けてアドバイスしています。

1歳まで   成長期

1~5歳   青年期

5~10歳  中年期

10歳以上  老年期
 

今も、診察に7歳のゴールデンレトリバーが来られました。

1年に2回ほどの健康診断程度で、全く病気をしない健康なワンちゃんでした。

少しづつ茶色の毛並みの中に、白髪がたくさん生えてきていました。

もうこのワンちゃんも中年のおば様です。

いつまでも元気で健康でいっぱい可愛がってもらうんだよ!

っと心の中で願いながら、診察を終えました。

ところで、犬や猫の死亡原因はどうなのでしょうね。

日本で調べられたものはありませんが、1998年にアメリカでの報告(動物病院での報告)がありますのでここにご紹介します。
たぶん日本においても同様でしょう。

犬の死亡原因  
 
1位:悪性腫瘍(いわゆるガンなど)47%

2位:心臓病12%

3位:腎臓病7%

4位:てんかん4%

5位:肝臓病4%

6位:異拡張・胃捻転3%

7位:糖尿病3%

8位:突然死2%

9位:副腎疾患2%

10位:免疫疾患2%

1位:悪性腫瘍32%

2位:泌尿器疾患23%

3位:心臓病9%

4位:糖尿病6%

5位:FIP(猫伝染性腹膜炎)5%

6位:FIV(猫エイズウィルス)5%

7位:Felv(猫白血病ウィルス)4%

8位:甲状腺機能亢進症3%

9位:肝臓病3%

10位:感染症<1%

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