院長の寺田です。
いつも元気一杯の声で番犬？！をしてくれているW・コーギーのマイロがリンパ腫になってしまいました。マイロは実は病院に捨てられていた犬なのですが、里親も見つからずそのまま病院で飼育するようになっていました。うちで居候して７年ほどなるし、もう15歳にはなるはず。その割に元気で、食欲旺盛、声も大きく高らかに吠えていました。
先月、ふと下顎付近の腫れが見られ、よく観察するとどうやら首の下顎リンパ節の腫れでした。その腫れ方、硬さから腫瘍が疑われたので検査したところ　”リンパ腫”　との診断。まさかマイロが！っと絶句。
リンパ腫は、犬には非常に多い腫瘍であり、それも悪性いわゆる”がん”です。原因は様々あるのですが、殆どは原因が分かっておらず、飼育環境や食べ物などが原因ではありません。突然がん化のスイッチが入ってしまった結果なのです。いろいろある腫瘍の中で”化学療法（抗がん剤治療）”が一番効果があり、第一選択とされる治療法になります。
無治療であれば約１－３ヶ月の余命。抗がん剤治療で平均10ヶ月、1年生存率２０－３０％、2年では１０％といわれている。
マイロの状態をもう少し詳しく検査すると臨床ステージ２aと全身状態もよく化学療法に十分耐えられると判断し早速抗がん剤治療に入りました。
現在1ヶ月が経過し、4回の抗がん剤投与にも副作用の発現もなく、マイロ自身元気いっぱい生活できています！
がんばれマイロ！病院に来られたら裏でワンワン鳴くマイロを応援してやってくださいね！（でもちょっと性格が悪く、咬む事があるので近寄らないでね！！！スミマセン）

院長の寺田です。
朝晩の冷え込みが感じられる頃になりました。皆さんの愛犬・愛猫たちは元気に過ごしていますでしょうか？
実をいうと私はエアコンが大の苦手なんです。なので夏場の時期はちょっと辛く、今年も体調を崩しがちでした。
でもこれからは快適に診察出来そうです。
先日も飼い主様から、
”先生、最近元気そうですね！”
って言われました。
朝の日課であるウォーキングも気持ちよく出かけられるようになりました。
道で出会ったらぜひ、声かけてくださいね！