このたび、新しい動物用心電計が入りました。今までは同じメーカーの人間用を試使用しておりましたが、今回動物専用設計で確実に検査できるものとなっております。また、ホルター心電図検査(24時間の心電図検査:動物では3日間行います)も行えるようになりました。
心電図検査とは
脈の乱れや動悸、失神、運動不耐性などの症状やショックなどの診断や経過観察を行う検査です。また、手術前の検査で心臓に問題がないか確認するためや健康診断などの際にも行います。心臓の電気信号を皮膚を介して拾うので動物への負担もありません。不整脈の種類や有無、心臓肥大や心筋炎の可能性、手術を受けるのに問題がないか検査する物の一つです。基本的には全く人間と同じような意味があります。動物の場合、何をされているのか理解してはいないので、ぶるぶる震えたり横になるのを嫌がるものもいます。今回導入しましたフクダエムイーD-700では、動物に多い震えることに寄る邪魔な信号を的確に除外して捉えてくれ、また起立位や座った姿勢でも取れるように動物専用に設計されております。