寺田動物病院
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2013/3/19 火曜日

  No.11 今月のオススメ図書

院長の寺田です。

今日はとても暖かく、春本番を予感させる陽気ですね。でも、この時期は必ず寒の戻りがあります。皆さんも体調管理には十分に気を付けて下さいね。

さて、今月のオススメ図書は、2冊です。本当は、違うのをご紹介しようと思っていたのですが、あまりにもこの2冊が”当たり”だったのでご紹介します。先日、ふと訪れた書店のオススメコーナーに置いてあり、思わずその装幀に目がとまり、買ってしまったのものです。何となくその二つの本の装幀がなんだが誘ってしまいました。

得てして出会いとはこんなモノ。

 

1冊目は、浅田次郎著 ”一路”

世は江戸末期、ペリーが来訪し、桜田門の変が起こった頃、父の死に際し突然家督を継ぐことになり、何も分からないまま参勤交代の差配を仰せつかった主人公。手元にあるのは江戸初期にかかれた家伝の「行軍録」のみ。それは戦国の世の本当の参勤交代の模様が書かれていたのであった。実直、誠実の主人公は、お家騒動にも巻きこまれながら困難なそして本当の”行軍”を行っていく物語。

真実一路って言葉をふと思い出す、素敵な江戸モノ。早春の今頃に読むのにぴったりです。中山道を歩いてみたくなりますよ。

流石、浅田次郎さんです。オススメです。

 

2冊目は、百田尚樹 著 ”海賊と呼ばれた男”

百田さんと言えば、永遠の0ゼロ”の作者ですが、僕は永遠の0が話題作だったのと、零戦哀詩は泣けて泣けて仕方がないので読んでいませんでした。しかし、この”海賊と呼ばれた男”の表紙、上巻・田舎の線路を歩く男の姿、下巻・造船所での船の進水していく姿に思わずグッと引き寄せられてしまいました。

言わずとしれた出光興産の創始者、出光左三の自叙伝。明治、大正、昭和の激動期を生き抜き、そして人間尊重を旗印にある意味、本当の民主主義を貫いた男の物語である。物語には、宝塚、武庫川、神戸の造船所、神戸大学、淡路、姫路、そして相生の造船所が登場しており、余計に物語がリアルに目の前に迫ってきます。

白州次郎伝や司馬遼太郎の坂の上の雲(これは明治そのものか)などのように、ここ10年ほど明治男の話が特に取り上げられることが多いのですが、また素晴らしい日本人を勉強させてくれました。だいぶ前に亡くなった私の祖母をふと、思い出しました。

どちらも、背筋がピンと伸びる物語です。オススメです。

 

2013/3/11 月曜日

  No.10 狂犬病予防注射

狂犬病予防注射の時期が来ましたね。

麗らかな春は目の前には来ているのですが、少し足踏みってところでしょうか。

既にお手元には市町村からの狂犬病予防接種の書類が届いているはずですが、市町村が行う集合注射と同じく、動物病院でも接種・届けが行えます。

たつの市をはじめ、西播全地域の市町村、姫路市においてもご利用頂けます。土・日も診察しておりますので是非ご利用下さい。

 

狂犬病予防

 

狂犬病とは、ほ乳類(犬、アライグマなど)に感染する狂犬病ウィルスが原因。人間が感染すると致死率100%で、長い潜伏期間と様々な脳炎症状が特徴です。 世界では、年間50000人が死亡しており、狂犬病の無い国(清浄国)は12カ国(日本、英、豪など)だけです。 人の狂犬病の95%は犬の咬傷からの感染である。 狂犬病予防接種は、国の狂犬病予防法で定められた防疫事業です。 生後90日以上の犬は、必ず畜犬登録(鑑札の受領)と狂犬病予防接種(また接種済票の受領)を済ませるように義務づけられています。その後は、毎年追加接種し、接種済票の交付を受けましょう。(狂犬病予防法:第4,5条)

 

・予防接種料金 2,650円 +接種済票の交付手数料 550円  合計3,200円 ・畜犬登録料(鑑札) 3,000円 初回接種時のみ

 

Q:病院でおこなえるのですか? A:集合注射と同じ料金で行えます。その際、ゆっくり診察させてもらった上で行えるので安心です。市町村への手続きもすべて病院で行えます。都会ではほとんどの方は動物病院で注射されています。いつでも接種できますので、是非ご利用ください。

2013/3/6 水曜日

  No.9 ノミ・ダニは年中予防・年中駆除です

3月に入りやっと少しずつ春の訪れを感じる頃になりましたね。綾部山梅林も今週が見頃だそうです。そんな今日この頃ですが、今週もノミやダニを付けた皮膚炎のワンチャンやネコちゃんが診察に来られています。
ノミやダニは年中います。寒い時期は少なくなっているだけです。
春先にノミダニを持っていると夏場の大増殖につながります。
ノミダニの予防・駆除薬の投与は年中行ってください。

①狂犬病予防接種
②伝染病混合ワクチン接種
③フィラリア予防
④定期的な虫下しの投与
⑤ノミ・ダニ駆除剤の投与
しっかり出来ることをして、大切なワンチャン、ネコちゃんを守りましょう!

最近、普通に野原にいるマダニから人間に感染する”重症熱性血小板減少症候群”が話題となっております。まだまだ少ない病気ですが、それ以外にもっと多く見られるのが”ライム病””ツツガムシ病”があります。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-35.html

http://www.nih.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/436-tsutsugamushi.html

昔からダニは要注意の外部寄生虫です。野原や山にお出かけの折りには肌を出さずにして、山を下りたあとには必ず服を叩いてダニを落としましょう。

ワンチャンには、ダニから感染するのが”バベシア症”と”エーリッヒア症”などです。

ノミからは、サナダ虫(瓜実条虫)といった消化管内寄生虫です。

これらは、人獣共通感染症Zoonosisと言います。大切なペットを守り、我々人間も守りましょうね。