椎間板ヘルニアの診断はレントゲンでわかるんですか?とよく聞かれます。
椎間板ヘルニアの診断は、症状を把握する一般身体検査や神経学的検査が一番重要です。
①症状から一般身体検査と神経学的検査
どの脚、左右なのか、前肢、後肢どこなのか。痛みはあるのか、神経学的検査で異常が見られるのかを見ます。
②レントゲン検査
椎間板ヘルニアの診断はレントゲンだけでは出来ません。レントゲン検査により骨の病変や椎間板ヘルニア以外の問題が隠れていないかを診断します。これを除外診断と言います。
③MRI検査
椎間板ヘルニアの有無、部位、そして脊髄の炎症の程度を診断します。
④脊髄造影CT検査
椎間板ヘルニアの部位を確定します。
⑤脊髄造影検査
椎間板ヘルニアの部位を確定します。
*動物においてはじっとしてくれないので、③④⑤の検査をいずれも「全身麻酔下」で行わなければなりません。