院長の寺田です。久しぶりに書籍のご紹介をいたします。
「獣医学の狩人たち・20世紀の獣医偉人列伝」大竹修 大阪公立大学共同出版会
獣医師=犬猫のお医者さんってイメージが一般的だと思いますが、獣医師の仕事は本当に多岐にわたっています。一番知っておいて頂きたいことは、医学も獣医学も薬学も、そしてもっと言えば工学、理工学、生物学なども全て”科学”なのです。みんな同じ科学者”サイエンティスト”なのだと言うことです。
この著者も後書きに記されていますが、「ウィルス」を発見したのはコッホ研究所のラーフルとフロッシュですが、フロッシュは獣医学者です。
日本にも本当に沢山の偉大な獣医師、獣医学者がいます。
狂犬病ワクチンの開発者 梅野信吉
獣医学会の巨人 越智勇一
人工癌を世界で初めて作り出しノーベル賞の候補にもなった山極勝三郎博士の研究の手足となった獣医病理学者 市川厚一
その他にも沢山の獣医師が紹介されています。