新型コロナウィルスの対策により小中高生はお休みに入りましたね。4月までの長いお休みです。いい機会です。時間も忘れ、良書をゆっくり時間をかけて読みましょう。
1か月で1冊でも良いです。何か読んでみませんか?こんなにゆったりした時間って、プレゼントですよ。さあ、図書館に出かけ、1冊選んでみましょう。
私的ですが、病院の本棚を見ながら選書してみました。
小学低学年
イソップ童話集など童話物をたくさん、たくさん。お母さん、お父さん、読んであげてください。
兄弟姉妹、そしてお友達と一緒に読んでみてくださいね。
ぜひ、音読、声を出して!
小学高学年
世界の偉人たちの伝記ものなんてどうでしょう。エジソンやナイチンゲールなど。
ジュール・ベルグ 海底二万里 今も心躍るはず。
エーリヒ・ケストナー 飛ぶ教室 これはぜひ読んでもらいたい作品です。中学・高校生でも良いでしょ。
藤城清治 ぶどう酒瓶の旅 素敵な影絵が載ってます。
中学生
宮沢賢治 注文のお多い料理店など 短編がたくさんありますよ。
サン・デグジュベリ 星の王子様、夜間飛行 少し夜更かしして夜中に読んでみてください。
野坂昭如 火垂るの墓 神戸が舞台だと知って読んでください。
ハーマン・メイヴィル 白鯨 今神戸新聞で連載中の話の元ネタです。
高校生
ヘミングウェイ 日はまた昇る、老人と海 少し背伸びして読んでみては。
ジュリアン・ストックウィン 海の覇者トマス・キッド、心躍る冒険活劇。男の子にはワクワクドキドキを、女の子には恋心を届けます。
S・スマイル 現代語訳・西国立志編・「自助論」 おすすめします。明治時代の大ベストセラー。
司馬遼太郎 燃えよ剣(新選組・土方歳三 何度読んでも面白い!)、竜馬がゆく(坂本龍馬)、菜の花の沖(高田屋嘉兵衛、淡路島から話が始まるよ)、坂の上の雲(正岡子規、秋吉好古など)
田淵行男 黄色いテント 山岳写真家の唯一のエッセイ。寒空の下テントを張り、焚火をしながら読んでみたらいかがですか。
加藤陽子 それでも、日本人は「戦争」を選んだ 高校生に語る日本現代史
磯田道史 無私の日本人、日本人の叡智 今一番の歴史学者の著作。日本人、いや人として背筋が伸びます。
谷崎潤一郎 細雪 これも少し大人の気分に浸れるかな。
川端康成 古都 美しい日本の風景を心に感じましょう。私は山口百恵のファンでした。(学生さんは知らないかな)
カミュ 異邦人 大人への階段です。ハリウッド映画ばかりでは面白くないですからね。
新田次郎 アラスカ物語、剣岳・天の記憶 山岳小説の巨人です。
三木清 人生論ノート たつのの生んだ偉大な哲学者。大人になるとわかってくることも沢山あるってことです。
ちなみに私が高校生の頃、熱中して読んだのは、平井和正のSF小説と司馬遼太郎の歴史もの、そして角川文庫全盛の作品群でした。
また、理化学研究所が選書している「科学道100冊」のサイトもおすすめです。https://kagakudo100.jp/
なんでも良いです。学生時代にしか体験できない凱風のような時間を、静かに、ゆったりと過ごしてください。
随時追記していきます。(学生たちの先輩となる?私の同級生たちからの選書を以下に加えてます。)
宮本輝 彗星物語
重松清 流星ワゴン 家族を思う作品です。
壷井栄 二十四の瞳 いわずと知れた名作。暖かい日の窓辺で読みたいですね。
遠藤周作 おバカさん、大変だあ ユーモア小説集です。
塩野七生 海の都物語り ベネチア共和国の一千年
わが友マキャヴェッツリ フィレンツェ存亡
ローマ人の物語シリーズ
いずれも情緒的に物事に対処せず現実を直視することの大切さを伝えている。特にローマ人のユリウスカエサル編は男も惚れる男の物語です。
灰谷健次郎 兎の眼 何度も読みたくなります。名作です。
高田郁 銀二貫
有川浩 県庁おもてなし課
小学生向けに
宗田理 「ぼくらの」シリーズ 僕らの七日間戦争など
角川つばさ文庫 空想科学読本
サンマーク出版 「いのちのまつり」シリーズ 立体絵のページあります。
学研まんが NEW日本の歴史(全12巻 別巻もあり)
同報舎出版 ピクチャーアトラスシリーズ 絵で見る日本図、日本大地図、世界大地図など