6月4.5.6日 新横浜にて AOVET・Advanceコース受講終了
Advances in the Treatment of Hindlimb Orthopedic Condition
小動物整形外科専門コースAOVETのAdvancesコースを受講.
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6月4.5.6日 新横浜にて AOVET・Advanceコース受講終了
Advances in the Treatment of Hindlimb Orthopedic Condition
小動物整形外科専門コースAOVETのAdvancesコースを受講.
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乾性角結膜炎(ドライアイ)
涙の主な働きは、角膜の保護・角膜への栄養分の供給・眼表面の細菌や異物を洗い流す
・眼瞼の動きを滑らかにする、などです。
「乾性角結膜炎」とは、『涙液の量的または質的な異常により角結膜の上皮が障害
された状態』を言います。
① 量的異常:涙腺における涙液の産生が減少した状態。いくつかの原因がありますが、
主な原因は「免疫介在性」の涙腺炎と言われています。
② 質的異常:涙液量は正常かそれ以上であるにもかかわらず、油成分やムチン成分の
異常により涙液が眼表面で安定しないため蒸発してしまう状態。
*涙液は油層・水層・ムチン(粘膜)層の3層からなります。油層の成分は上下の眼
瞼(まぶた)の内側にある「マイボーム腺」と呼ばれる脂腺から分泌され、水層の蒸発
を防いだり、表面張力により涙液があふれるのを防ぐ作用があります。ムチン層は涙液
中の免疫作用物質を保持したり、細菌や異物などから眼表面を排除する作用があります。
<症状>
・結膜の充血
・粘液膿性の眼脂(目やに)
・羞明(しゅうめい=眼をしょぼしょぼさせること)
・角膜潰瘍
・急性例では眼の痛み など
<診断>
シルマー試験:目盛りのついた濾紙を下眼瞼と角膜の間に挟み、1分間に涙液が何ミリ
吸収されるかを測定します。
15mm以上:正常
11~14mm:初期の乾性角結膜炎
6~10mm:軽度~中程度の乾性角結膜炎
5mm以下:重度の乾性角結膜炎
*シルマー試験は涙液の産生量を判断する検査で、質的の乾性角結膜炎は診断できません。
フルオレセイン試験:角膜に傷があるかどうかを調べる検査です。角膜に傷があれば
その場所が緑色に染色されます。
<治療>
①涙液産生刺激:免疫抑制作用のある点眼薬(眼軟膏)により、涙液産生を刺激します。
②涙液代替:水分の補給と眼表面の洗い流しのために人工涙液を使用します。
③細菌感染抑制:角膜表面が乾燥していると細菌感染を起こしやすくなるため、抗生剤
の入った点眼薬を使用します。
④炎症を抑える:点眼薬であまり改善が見られない場合は炎症を抑えるためにステロイド
の飲み薬を使用することがあります。
⑤マイボーム腺のマッサージ:油層の成分や排出が異常な場合、蒸しタオルなどを眼瞼に
当てて温め、その後指で眼瞼全体をマッサージしたり、ピンセットなどで
圧迫してマイボーム腺内容物を強制的に排出させることもあります。
*角膜に傷があったり、犬が眼を気にしてこする仕草をする場合はエリザベスカラーを装
着します。
症状が改善されてきたら、点眼薬の種類や回数を減らしていきますが、治療は一生涯必要
となります。
皆さん、大切なあなたの小さな家族の
本当の年齢をご存知ですか?
生後5年で人間で40歳。生後10年で65歳。
生まれて5年経つともう立派な中年、
10年からは老犬です。
犬やネコの寿命は、14年ほど。
あっという間に年をとっていきます。
いつまでも元気で健康でいて欲しいから…
年に一度の健康診断。お勧めします。
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犬の甲状腺機能低下症
甲状腺は喉(気管の外側)に左右一対ある小さな器官で、甲状腺ホルモンを分泌します。甲状腺ホルモンの作用は、熱産生作用、糖・脂肪・タンパク質代謝に対する作用、神経系及び血管系に対する作用などさまざまで、「甲状腺機能低下症」は甲状腺からのホルモンの分泌が少なくなる病気です。
<原因>
遺伝的要素が関係していたり、下垂体(脳)の先天的異常や腫瘍、感染が原因のこともありますが、ほとんどの場合(95%以上)は「原発性」(甲状腺の機能異常)と言われています。
<症状>
皮膚・尾から始まって全身化する両側性、対称性脱毛
・色素沈着、角化亢進
・乾燥もしくは油状の皮脂、被毛
・被毛色の変化、換毛(毛代わり)がうまくできない
・顔面や肩の粘液水腫(厚く、冷たい、腫れぼったい皮膚)
血管系・徐脈
胃腸系・食欲低下
・肥満
・便秘
その他・元気消失
・低体温
・高コレステロール血症
*甲状腺ホルモンの作用が多様なため、症状も多種多様となります。
<診断>
血液中の甲状腺ホルモンを測定します(外部以来のため、結果が出るのに3日程度かかります)。全身状態を把握したり他の疾患との鑑別のために、甲状腺ホルモンの測定以外に一般血液検査やコレステロール値の測定します。また必要に応じてレントゲン検査や腹部超音波検査なども行うこともあります。
<治療>
生涯にわたって甲状腺ホルモンの薬を飲ませます。投薬中、定期的にホルモン値を測定し、薬の用量や投与回数を調整していきます。予後は非常に良好です。
”突然キャンキャン泣いてうずくまる” ”突然後ろ足が、腰が立たなくなる” ”少しづつ後ろ足がふらつく” ”抱くと痛がる”
などが椎間板ヘルニアの症状であり、人間に起こる椎間板ヘルニアの様に、犬や猫にも起こります。
はっきり言って”経験した物にしか分らない痛み”ですね。この文書をお読みいただいてる方自身がヘルニア経験者なら頷いてくださるはすだが。(ちなみに院長はヘルニア経験者であり、ヘルニアの犬にはいつも以上に優しくなってしまうのだが)
脊椎(背骨:首や腰の骨ってこと)の1個1個の間には、クッション機能を持つ椎間板といわれる物質があります。これが色んな原因で脊椎側に飛び出し、脊椎の中を走る脊髄神経を圧迫する病気です。頚にも胸にも腰にも起こり、飛び出した椎間板物質が当たった脊髄神経の部位により、動きたがらない・四肢麻痺・後肢麻痺・排尿障害・排便困難・痛みなどの神経症状引き起こしてきます。
「診察室での診断」
一般身体検査:動物の意識状態、行動、歩様、触診など注意深く観察します。また、飼い主さまが気付く状態や排便、排尿の状態もお聞きします。
神経学的検査:意識状態、姿勢反応、脊髄反射、脳神経検査、知覚(痛みの有無)などを診ます。これらは特殊な検査ではありません。診察室で獣医師が動物の体を色々触って検査します。
⇒以上の診察で、脊髄疾患(椎間板ヘルニアは沢山ある脊髄の病気の一つです)なのか否か、また病変の位置決め(ヘルニアがどこの部位に起こっているのか)を行います。そして治療指針を決める為に、今の症状がどれぐらい悪いのかといったグレード分けを行います。
「検査」 以下の検査は、治療として手術を前提にした場合に行います。
血液検査:動物の状態を把握します。
レントゲン検査:普通のレントゲン検査で脊椎それぞれの間隔や骨の変化の有無などを診ます。問題の椎間板物質や脊髄神経はこれでは観察できません。ヘルニア以外の病気で同じような症状を出す病気(変形性脊椎症、椎体炎、骨の腫瘍など)が無いか見ます。また、レントゲン検査で写らないはずの椎間板の中心にある髄核が石灰化して見えているかどうかも診ます。
脊髄造影検査:脊椎の中を走る脊髄神経を浮かび上がらせ、椎間板物質の飛び出した場所(病変部位)を特定します。その場所を手術していくわけです。動物はじっとしていてくれませんので全身麻酔をして検査します。当院で行える検査です。
白い2本の線が間が脊髄神経であり、白い線がとぎれている部位に椎間板物質の脱出、圧迫が起こっています。
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以下の写真は、背側から骨の腫瘍によって脊髄神経の圧迫が起こっている写真です。
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MRI検査:脳や脊髄の病気はMRI検査が一番適しています。脊髄造影検査で、殆どどこの部位で起こっているのか分ります(95%判断できます)が、MRI検査の方がよりわかりやすく(98%)、また重度の脊髄損傷(手術不適)が診断できます。この検査も全身麻酔をして行います。当院ではこのMRI検査は行えませんので、近隣の検査センターや病院をご紹介しております。MRI検査は、検査費用が5万円は掛かりますので脊髄造影検査のみにするか、MRI検査をお受けになるかは、飼い主様に必ず選択してもらっております。当院での実績では約20%の方が選ばれております。お気軽にご相談ください。

「治療」
内科療法:約1ヶ月の絶対安静(ケージの中に閉じ込める)が一番大切です。安静が脊髄の炎症を和らげてくれます。その補助療法として、抗炎症剤の投与とリハビリを行います。獣医師によりリハビリの計画を作成させていただいております。
外科療法(手術):脊椎を削って飛び出した椎間板物質を摘出し、脊髄神経の圧迫を取ります。片側もしくは背側椎弓切除術を行います。当院では頚部のヘルニアにも、片側椎弓切除術で対応しております。
上が術前のモデルです。下の写真の様に病変部位の前後の骨を削って神経を露出し、飛び出した椎間板物質を取り除きます。


以下の写真は、手術で取り除かれた脱出し脊髄神経を圧迫していた椎間板物質です。

「リハビリ」
内科療法、外科療法にかかわらず、リハビリテーションが必要です。特別な器具を使わずとも飼い主さんが行える方法を指導させていただいております。動物とスキンシップをとりながら楽しくそして根気強く行ってください。
「予後」
1頭1頭、それぞれの犬にとってさまざまな症状、重症度があります。その症状と重症度によって治療法や治る治らないの見積もり(予後)が全く違います。
他の病気と同じでなのですが、知り合いの同じ病気の犬と簡単に比べないでください。その子その子で治療方法やその後の予後がまったく違います。自分の子がどのような程度で、どの治療を施してやり、どの程度が期待できるのかをしっかり把握しなければなりません。分るまでご質問ください。分るまでご説明させていただきます。
犬や猫の椎間板ヘルニアは、人間とは比べ物にならないほど激しく重度な症状を呈する場合が非常に多いです。人間の椎間板ヘルニアの場合、後肢の完全な麻痺・排尿排便障害・痛覚の完全消失までの症状まで進行して行く事はそれほど多くはありませんが、犬の場合は非常に多く見受けられます。それゆえ、治癒が悪いものが想像以上に多いのも事実です。しかし、痛みがひどく、後肢がふらつく、起立歩行可能、痛みも分るといった場合は80-90%は治ることが可能です。
治療の方法にかかわらず、その動物の脊髄神経の圧迫による炎症の程度が一番予後(治るのか治らないのか)に関係しており、受診時にそれが判断できる場合もあれば、数日~数週間かけた変化の過程で判断できる場合もあります。手術を怖がるより、手術のチャンスがあるうちに(進行して痛みも分らなくなる前に)行うのが良いでしょう。
①飼い主さんの早い発見と早い受診が一番大切、②経過を見ながらの絶対的な安静、③その次に状態の程度(グレード)に伴って内科療法を選ぶのか手術を選ぶのかをしっかり見極める事、④手術を決心したら早期に行う事、⑤根気強いリハビリテーション
以上が大切なポイントです。
動物の痛みや麻痺は、飼い主にとっても獣医師にとっても分りにくいものです。焦らず、でもしっかりと見守りましょうね。
胆嚢粘液嚢腫は、過剰な粘液(ムチン)の蓄積により胆嚢が拡張し、総胆管の閉塞や胆嚢の破裂を起こしてくる胆嚢の病気です。
原因などまだまだ分っていない事が多い病気ですが、胆嚢の運動低下、高コレステロールなどによると考えられています。
黄疸や肝酵素の上昇、胆嚢破裂などで多くは見つかりますが、最近では、健康診断や何かの検査の際に見つかり、無症状と時に見つかることが多くなって来ました。
症状が無くても注意深い定期観察を行い、肝酵素の上昇や症状が見られてくると手術が必要になります。また、変化の見られる前に手術で胆嚢を摘出する場合もあります。
当院では、年約2-3頭の罹患率です。
ぜひ健康診断の時には腹部超音波検査を加えられる事をお勧めします。
①腹部超音波検査(エコー):大きく拡張しキィウィーフルーツ断面様に描写される胆嚢

②摘出された胆嚢:表面は炎症を起こし、内容物の過剰な貯留で破裂寸前である。

③ゼラチン様ムチン物質で満載となっている内容物:正常では薄い黄金色でサラーとした液体の胆汁で満たされている。
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Ao Vet Principles Course 受講 2009年6月5.6.7日神戸
AOとは、骨折治療の基礎、臨床的研究グループです。AO Courseとは、骨折治療の基礎、臨床的研究グループであり、スイスに本部を置く非営利団体、AO Foundationが開催する医師・獣医師・看護師を対象とした、骨接合法に関する教育活動です。
当院では、以前より整形外科における骨折に治療法はAO の考えに則った治療を行っていましたが、今回獣医師向けのコースが日本で開催される事となり、受講しました。

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当院での治療例
脛骨骨折 プレート法 若令犬脛骨骨折 創外固定法


骨盤骨折 プレート法
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