寺田動物病院
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2006/12/29 金曜日

  産ませようかな?!難産

 さて、お産で心配な難産ですが、ポイントを述べて置きます。

必ず予定日の3日前にレントゲンを撮っておくこと。

⇒犬は普通、複数頭生みます。
何頭か分かっていれば、最後の子なのか、まだお腹の中に胎児がいるのかが分かり、安心してお産を見とれます。

⇒また、3頭以下の場合は、難産に陥る可能性が高くなりますので、そのチェックも兼ねます。

お産の予定日は、必ずかかりつけの獣医師に連絡しておきましょう。

⇒何かのトラブルに備えるために、かかりつけの先生に連絡しておくのが安心できますね。

①     過度の落ち着きの無さで、変にゼーゼー言ってるような感じの時。
②     胎児の生まれることの無い約2時間以上の活発な陣痛がある時
③     胎児の生まれる間隔が、約2時間以上経つ時。
④     産道内で胎児の通過が約5分以上ストップしてしまっている時。
⑤     胎児数がわかっているの時に、約半日ですべて分娩されない時。
⑥     予定日からすでに3日以上経つ時。

2006/12/28 木曜日

  産ませようかな?出産

 (第1期)    始めの1時間まで
①     陣痛の前12~24時間前  
不安・振るえなどの落ち着かない様子が見られる。食欲が低下する。
②     8~24時間以内     
体温が1~2℃低下する。
③     12時間前        
子宮頚管の拡張、骨盤の弛緩が起こる。頚管粘液が流出(少量)。
④     終わり頃        
嚢(ポローンと液体を溜めた袋)が膣に見える。
⑤     1次破水        
上記の膜が破れ、破水が起こる。 白色~ゼラチン状。

(第2期)始めの3~6時間
①     陣痛開始       
いきむ!20~30分で1頭目始まる          
②     2次破水       
羊膜に包まれた胎児が娩出⇒母犬が舐めて膜を破る。
(もしくは飼い主が手伝う)
③     胎盤娩出       
胎児のへその緒に繋がって胎盤が娩出される。胎児の娩出後5分~15分後に出ることが多い。

(第3期)何頭かの出産
①     休息(一頭一頭の間隔)が10分とか数時間続くこともある。⇒普通は10分~60分間隔
②     産道を通過するのは5分以内。
③     3頭に1頭は、逆子(足から)です。これは犬では正常なことなのであわてないようにね。
④     大概は母犬に任せておけば大丈夫なはずです。
⑤     飼い主さんが出来ること。⇒子犬の体を乾かす。(乾いたタオルでゴシゴシマッサージするよにしっかり拭く)へその緒を縛る。(体から約1センチほどで)
仔犬の鼻と口の中の液体を良く拭ってあげましょう。

2006/12/26 火曜日

  産ませようかな?妊娠

妊娠期間  
   約63日(交配後63日目を出産予定日とする)
早産 58日以前                                         
遅産 66日以降

妊娠鑑定  人間の様に尿での検査は出来ません。
        超音波診断装置(エコー)にて、胎児を確
        認します。
        交配後、約25日目から可能です。
        しかし、何頭いるのかは診断できません。        妊娠の有無のみです。
何頭いるかは、出産予定日の3日前ぐらいにレントゲン撮影で確認。
犬は多数の子犬を産みますので、このレントゲン撮影はぜひ行っておきましょう!

2006/12/20 水曜日

  子産ませようかな?交配

交配

良い犬を作り出す組み合わせをしっかり考えること

 ①ご自分の犬の悪いところを無くし、良いところを伸ばそうとする相手を見つけること。
 ②遺伝的な欠陥(停留睾丸、股関節形成不全、コリーアイなど)が有る場合や繁殖に不向きな気質(少産系、しつけの入らない性格、ある特有の毛色交配しましょうね。

繁殖を考える場合など)の犬は繁殖は考えないこと。
③この子の子供が欲しいってことだけで繁殖しないこと!
④飼い主が子犬を2ヶ月間は確実に育てられる能力と環境と生活にあること。
⑤発情予定の約1ヶ月前ぐらいに伝染病のワクチンをしておきましょう!
 ⇒出産後の初乳にたくさんの移行抗体が出現し、子犬をしっかり守ってくれます。

などなどしっかり考えてから①     発情が来るまでにしっかり相手を探しておくこと。
②     相手の犬を実際に見ること。⇒気質、容貌、健康状態、しつけが出来ているか、飼われている環境が良いかなどなど。
③     相手の犬を調べておくこと。⇒血統書で多産系であること、近親でないこと、毛色のことなど。
④     相手の方(ペットショップやブリーダー)任せにしないこと。

どう交尾するの 

①     事前に相性が良いか合わせておきましょう。
②     オスが興奮しすぎることがあるので、発情が始まっていても交配当日まで合わさないように。
③     交配日は、発情開始から7日目、9日目、11日目が良いとされています。
 ⇒しかし、発情開始日を確実に見つけるのはなかなか難しいものです。
なので、出血を見つけて、約1週間目で一度2頭を合わせてみましょう。
メスがオスを許容(乗せる)すれば、交配させましょう。
⇒メスの状態の良い時にはほぼオスを許容するはずです。
うまく交尾できたなら、一日おいてもう一度交配しましょう。
④     交配は2頭のみで、静かな部屋で行わせましょう。
 ⇒あまりそばにいない方が良いでしょう。時々乗ったか、繋がったか観察しておきましょう。
⑤     交尾(繋がった)の時間はさまざまです。1時間以上繋がっているときもあります。
⑥     オスが乗って、繋がって、ある程度の時間が経ってから2頭が離れれば、まず、射精は確実に起こっているでしょう。

2006/12/19 火曜日

  産ませようかな?発情

犬の性成熟(妊娠できる体になること)
生後8ヶ月~12ヶ月令

発情
陰部から出血の見られる期間が、“発情”です。
犬には人間で言う“生理(それに伴う出血)”は有りません!
犬は出血している時が、“発情”です。
出血している発情期にのみ、排卵が起こり、交尾し、妊娠します。
 それ以外の時期に絶対に交尾や妊娠はしません。(人間と違いますからね!)

発情期間:約3週間
前期 1週目  一番出血が多く、陰部が徐々に膨らんでくる。
この時期はまだ、メスはオスを乗せないことが多いです。

中期 2週目  この時期に排卵が起こる。よってこの時期に交配します。
適度に出血はあるが、舐めて出血は分かりにくいことがある。陰部の腫脹が最も目立つ時期。        

後期 3週目  この時期は殆ど出血は目立たないが、陰部の腫脹は大きく、メスはオスをまだ許容することもある。排卵は殆ど起こらないことが多い。

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