寺田動物病院
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2012/4/20 金曜日

  No.11 片山から覗くと

院長の寺田です。

今朝もまた雨ですね。今年の4月は雨の日が多いですが、昨日は晴天で気持ちの良い春を感じる一日でした。

片山から覗くと揖保川の恵みを感じますね。

ちなみに矢印下に当院があります。次回は、屏風岩から眺める当院ってのを。

2012/4/17 火曜日

  No.10 フィラリア症

昨日、血尿を呈したWコーギーのワンちゃんが診察に来られました。突然の血尿と元気食欲消失、若干の努力性呼吸でした。

検査の結果、フィラリア症の急性症状である大静脈症候群(ベナケバシンドローム)と診断されました。咳・元気がない・腹水などのフィラリア症状の中で一番甚急性の症状です。特徴としては血尿です。これは血色素尿で醬油みたいな色と表現されたりしますが、赤血球が血管の中で溶血(潰れる)したことによりみられる所見です。

肺動脈や右心室に寄生するフィラリアが、何かの拍子に右心房や三尖弁に絡みつくように移動し、血液の溶血が起こります。この状態が大静脈症候群といわれ、非常に重篤で急性な右心不全と肝機能不全や腎不全を引き起こします。

秋や春先の三寒四温の時期に多いのも特徴で、その甚急性の症状を落ち着かせるのに早急の手術が必要となります。

昨日来られたワンちゃんも緊急の手術(経静脈から心臓の中に鉗子を挿入し、移動してきたフィラリア虫体を摘出)を行いました。一時的に非常に危ない状態を呈しましたが、どうにか対症処置で事なきを得、今朝はすでに血尿も見られず、お水も飲むようになりホッとしています。

写真は血液を遠心分離した様子で、右は正常な状態、左が溶血した所見です。

また、摘出したフィラリアの塊です。

いやあ、いつ見ても恐ろしい寄生虫です。フィラリアは。まだまだこの地域は多いですね。それは予防率が低い証拠です。皆さん、予防をやはりお忘れなく。

2012/4/16 月曜日

  No.9 桜、いつもより楽しめますね

院長の寺田です。いつもより10日間は遅く春がやって来ました。その上、気温も低めで遅く咲いた桜が散らずに長く楽しめています。
往診で出かけた近くのお庭に素敵な桜が咲いていました。
日本人で良かった。

2012/4/12 木曜日

  No.8 集合注射

狂犬病予防接種の集合注射に出かけました。たつの市の職員、西播開業獣医師会の獣医師で行っておりますが、沢山のワンちゃんの中に降り注ぐ桜の花びらがとても素敵でした。
皆さん!お忘れなく。

2012/4/5 木曜日

  No7. 狂犬病予防接種

狂犬病予防注射の時期が来ましたね。

春の嵐も過ぎ去り、やっと春らしい日が来ることでしょう。

集合注射も各地で行われております。また、病院でも同じようにいつでも接種・届け・登録が同じ費用で行えます。是非ご利用下さい。

狂犬病予防

狂犬病とは、ほ乳類(犬、アライグマなど)に感染する狂犬病ウィルスが原因。人間が感染すると致死率100%で、長い潜伏期間と様々な脳炎症状が特徴です。
世界では、年間50000人が死亡しており、狂犬病の無い国(清浄国)は12カ国(日本、英、豪など)だけです。
人の狂犬病の95%は犬の咬傷からの感染である。
狂犬病予防接種は、国の狂犬病予防法で定められた防疫事業です。
生後90日以上の犬は、必ず畜犬登録(鑑札の受領)と狂犬病予防接種(また接種済票の受領)を済ませるように義務づけられています。その後は、毎年追加接種し、接種済票の交付を受けましょう。(狂犬病予防法:第4,5条)

・予防接種料金 2,650円 +接種済票の交付手数料 550円  合計3,200円
・畜犬登録料(鑑札) 3,000円 初回接種時のみ

Q:病院でおこなえるのですか?
A:集合注射と同じ料金で行えます。その際、ゆっくり診察させてもらった上で行えるので安心です。市町村への手続きもすべて病院で行えます。都会ではほとんどの方は動物病院で注射されています。いつでも接種できますので、是非ご利用ください。