院長の寺田です。最近発売された骨折の治療に使われる動物専用のロッキングシステムのプレートのメーカーセミナーに参加してきました。
人間の汎用物と違い、動物の大きさや形に専用設計されとても使いやすい物でした。早速購入し適応症例を見極め、現在主流のプレートと併用し、より良い治療を行って行きたいと思います。
犬や猫では、耳の問題(外耳炎・中耳炎など)は殆どが「皮膚科疾患・皮膚病」のひとつとして起こっています。また、アトピー、アレルギーのひとつの症状として外耳炎は頻繁に起こり、慢性化することによって中耳炎が起こって来ることが大半です。
目で観察できる部分は、耳介と耳道入り口だけ、犬の耳道は人間の耳道よりも何倍も長く深い物です。
垂直耳道、水平耳道そして鼓膜を検査する事は、犬にとって嫌な行為なので、鎮静・全身麻酔下で検査や治療を行う事があります。
*犬の外耳炎の特徴として、特に、アレルギー・アトピー性皮膚炎のひとつの症状として外耳炎のみを主症状として訴える場合があります。
アトピー症例の3-5%、食物アレルギーの25%は、外耳炎のみを症状として訴えると言われています。
*根気強い(長期的な)診察と治療が必要です。