院長の寺田です。
今日は1月17日、阪神淡路大震災が19年前に起こった日ですね。
あの時亡くなられた方々に哀悼の意を捧げたいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=OFjUDNj2VXE
私たちは、都市直下型地震の恐ろしさを初めて体験し、それと共にボランティア元年と言われた人間の”個の弱さ・強さ”も実感しました。罹災者同士の現場での助け合い、村々でのまとまり、そして地域自治体の援助、そして大きな力となる国の援助、国民全体の援助。それぞれがそれぞれの立場で精一杯のことを行い、また、行っていたのだと思います。
その後、東北大震災の時も同じだった様に思います。反省すべき点は沢山あったにしろ、略奪や動乱を起こさず、それぞれが出来うる限りのことを一生懸命に行っていた様に思います。そんな私たち日本人は、本当に”清廉、実直”な心をまだまだ持っているのではないでしょうか。
19年たったこの日、もう一度、”清廉・実直”な私たち自身の姿を思い起こし、勇気と自信を持ちたいと思います。
2つの大震災(他にもありますが)は、第二次世界大戦以降日本人みんなが深く考えさせられる出来事でした。現在、明治の人間が少なくなり、戦後の高度成長期をになった大人が老人となり、団塊世代と言われる戦争を知らない子供たちが60才を越え、バブル世代が中年(40-50才)となり、阪神大震災を経験した子供たちが大人になり、次に震災を知らなかった子供たちも東北大震災を経験しました。
大切な若者を大切に育てるために、もう一度、幼少時から高等教育までの間の教育が一番大切だと再認識する時期だと思います。学学校教育だけでなく、家庭で、そして地域で大切に育てる。ゆっくりとしか効果が見えてこないのが教育であり、必ず目に見えてくるのも教育です。
10年20年で成果を推し量らずに100年200年の先にも清廉・実直な日本人を作り、平和で自然豊かな日本を守っていきたいですね。