寺田動物病院
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2013/12/3 火曜日

  No.34 ドッグウォーク参加ありがとうございました!

恒例の第11回ドッグウォークが開催されました。

約60頭ものご参加を頂きました。ありがとうございます。

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2013/11/29 金曜日

  No.33 冬の虫下し:消化管寄生虫の定期駆虫のオススメ

さて、とうとう今年も残すところあと1ヶ月。

当院では、今年は消化管内寄生虫の駆除について力を入れてきました。

室内で飼育する機会が多くなり、口移しで食事を与えたり、ご自分の顔をあまりにも無防備に舐めさせておられる飼い主様がいらっしゃいます。

ペットの消化管(お腹)に寄生する寄生虫は人間にも感染し、飼い主の健康を脅かす恐れがあります。

ペットは散歩の途中で足の裏に寄生虫卵を着けて帰ってきたり、他の動物の排泄物を舐めたりすることで感染します。殆どの消化管内寄生虫は、その虫卵や片節を便の中に出します。犬やネコはグルーミングの行為として自分の肛門を舐めることで自分の口の周りにそれらの寄生虫の虫卵や片節を付けていることがあります。

①例えば、犬猫回虫幼虫移行症。人が回虫卵を口にすると、
回虫は幼虫のまま体内を移行して様々な症状を引き起こす。
特に幼児への感染は重症になる場合があり要注意。

内臓移行型 →発熱、倦怠感、咳や喘鳴、てんかん様発作など
眼移行型  →眼部の炎症、ガラス体の濁り、網膜剥離など

②回虫の卵は、犬・猫の体表上(口や肛門のまわり)に付着。
ベタッとしていて、スキンシップで手につく。

③ノミを媒介に感染する瓜実条虫にも注意。
人(特に幼児)に感染すると、下痢などを引き起こす

④検便では発見されない可能性もあり、知らない間にペットが
卵(感染源)をばらまいていることがある

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

【 お正月の前に、予防しておくと安心! 】←これは製薬会社からの受け売りですが。

家に帰省するご家族の中に小さなお孫さんがいる場合は、今から
予防しておくと、きっと安心してご家族を迎えられるはずです。
「ペットのお腹の中も“大そうじ”しませんか?」

ぜひご相談下さい。

2013/11/19 火曜日

  No.32 今月のお薦め図書

こんにちは、院長の寺田です。

最近、ニュースで中国のテロ事件が大きく報道されていますが、抑圧された体制に対する自由市民の反抗なのでしょうか。そんな中国にはまだまだ沢山の炭鉱が掘られており、多くの低賃金労働者や罪人が過酷な労働を強いられているそうです。今では日本をはじめ多くの国では炭鉱掘削は減少していますが、産業革命の頃のイギリス、ロンドンでは石炭の燃焼によるスモッグ(戦後の日本もそうでしたが、今では中国のPスモッグが有名ですね)が酷かったそうです。当時のイギリス国内の炭鉱には多くの少年炭坑夫が働いていたそうです。今でこそモラル高い国なのですが、そんな時代もあったのですね。

イギリスと言えば”世界の海の覇者”としての地位を確立していた時代もありました。1793年、革命後のフランスに宣戦布告、長い長い英仏戦争に入っていきます。当時のイギリス海軍は、その人員を補給するために自国の農村や漁村を海軍自体が襲い、強制的に連行、徴兵していたそうです。自国民を襲って強制徴募していたとは、本当に驚きに値します。

そんな驚くような事実から始まる物語が今月ご紹介する図書です。S078-003

ジュリアン・ストックウィン著 大森洋子訳

「海の覇者 トマス・キッド シリーズ」

イギリス南部の小さな田舎町に住んでいた裁縫職人の主人公キッド(Kydd)は、たまたま飲みに出かけていたパブで自国イギリス海軍の強制徴募に巻き込まれてしまう。強制配置された先は、戦列艦デューク・ウィリアム号。最下級水兵として、船酔いと抑圧に闘いながら、老練な先輩水兵に船乗りとしての技術と心構えを学んで行きます。持ち前の明朗快活な性格で苦難の戦いを乗り越えて行く中、純朴青年が少しずつ海の男に代わっていきます。

インド洋、中国、カリブ海と渡り、それぞれの海での戦い。そして親友との出会い。

フリーゲート艦アルテミス号、快速カッターシーフラワー号、74門戦列艦トラヤヌス号、64門アキレス号、様々な苦難を乗り越え、戦列艦デンジャラス号で新任海尉へと昇進し、地中海においてかの有名なネルソン提督と共にナポレオン艦隊と戦います。

もれなく、ベネチアではラブロマンスも満載。

大海原に吹く爽やかな烈風の如く成長していくキッドの物語をぜひ堪能して下さい。最下級水兵から提督にまで上り詰めていく海の男の物語。現在、原著は20巻が予定されていますが、ハヤカワ文庫からは8巻が刊行されています。私のようなキッドFUNは続編の刊行を首を長くして待っています。

ナポレオン時代の海洋冒険物では、ホーンブロワーシリーズが一番有名ですね。映画ではマスターアンドコマンダーなどもあります。これまで海底二万里などご紹介したように私は海洋冒険小説が大好きなジャンルのひとつです。男子ですもんね。

いつもの事ながら表紙は、私のような中年男子には懐かしさと忘れかけた少年の頃の冒険心をかき立ててくれる素晴らしいイラストです。

中学生以上の男性にお勧めしますが、そこはハヤカワ文庫もの。女性の方にはキッドがブラッド・ピットやレオナルド・デカプリオに見えてくるかもしれませんよ。

2013/11/7 木曜日

  No.31 歯科処置

ここの所、毎日のように歯科処置のご予約を頂いております。

犬のお口の問題は、殆ど歯周病です。多量の歯石が付いて口臭が酷い状態の子が多く見られます。この歯石は表面の問題であって、大切なことは歯石を除去(スケーリング)し、歯と歯肉の間の歯周ポケットを綺麗に掃除して口腔内を清潔にすることです。また、歯石除去のあと歯の表面の研磨(ポリッシング)を行って、歯石を付きにくくします。これだけのことを行う時間、大人しくさせてくれる子はいないので全身麻酔で行います。ふつう30分から1.5時間かかります。

無麻酔で歯石を強引に鉗子で取る処置を行っても、犬が痛い思いをするだけで全く歯周病の治療にはなりません。その上、口臭は全くなくなりません。

動物病院では、確実に安全に、そしてワンチャンに痛い思いをさせずに治療が行えます。ぜひ、ご予約ください。

処置前

1処置後2

2013/10/23 水曜日

  No.30 重症熱性血小板減少症候群SFTSについて

マダニなどから人間が感染する重症熱性血小板減少症候群SFTSについて最近話題になっております。

野原いるダニから感染するウイルスの病気です。感染発症すると発熱と血小板減少により凝固障害(血が止まりにくくなる)が特徴です。

大切なことは、野原に出かける時は肌を露出しない様にし、帰宅時によく服やズボンを払ってダニを落とす事です。また、帰宅入浴する時などにダニが食らいついていないかよく確認することです。ダニに咬まれていてもあまり感じないことが多いからです。

犬から人間が直接感染するようなことはありません。しかし、犬が散歩中にダニを付けて帰ってくることはよくあります。なので、散歩の最後には必ずよくブラッシングを行い、ダニを落としましょう。

また、ダニ駆除剤(フロントラインなど)を使って犬のダニ駆除は必ず行っておいて下さいね。

必ず正確な情報を得ましょう。

以下の厚生労働省のHPをよく読みましょう。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html

 

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